山手学院創立50周年記念事業

ご挨拶

『根ッコの大切さ』

 50年前、ここ港南台の地に産声をあげた山手中・高校。産みの親である、江守節子先生と松信幹男先生は、女の子2人・男の子9人・計11人兄弟姉妹の貧乏な家庭に生まれ育ちました。順番は、節子先生がトップ。その下9人が男の子で幹男先生は7男。そしてラスト11番目に生まれたのが、次女の私です。

 有隣堂を経営していたお父さんは、大勢の子ども達夫々の夢を叶えさせるために「小ちゃな店をもっと拡げよう」と、文字どおり身を粉にして働きました。こんなお父さんの休日は、1年のうち元旦と、店員さん達をねぎらう目的でお店をお休みにして実施した、日帰りバス旅行の2日だけ。お母さんは、陰でお父さんをしっかりと支える一方、子ども達の勉強しやすい環境づくりに信じられない地道な努力を重ねて来ました。こんな両親に育てられ、懸命に励んだ2人が創り上げたのが、ここ山手学院なんです。

 私は、心から敬愛する相田みつを先生自筆の「こころの暦 - 人間だもの」を毎朝繰って、その日のお言葉を噛みしめるのが日課です。毎月19日は「花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根はみえないんだなあ」。読む度に深くうなずいてしまいます。人間、自分が「美しい花」の気で自惚れていると、根ッコに対する尊敬・感謝の気持ちなんて、どこかに吹っ飛んでしまう・・・。

 山手の皆さん。我々の「今」があるのは、創立者の夢と、それを育てる為の言い知れぬ苦労と努力がある事を、決して忘れないでネッ! 幸い、大澤校長先生は当校の一期生。節子先生・幹男先生のぬくもりや息づかいを、直接肌に感じながら育って来た方です。校長先生のお話をジックリ聴いて山手の特徴を少しずつ理解し、己の人格形成に役立てようじゃありませんか! どうか山手学院から個性溢れる美しい花々が咲き誇りますように!!

 皆さま、最後に一つ、大切なお願いをさせて下さい。山手学院の生徒たちが見事な花を咲かせるのには、何をするにもお金が必要。どうか、我々が掲げる夢にご賛同下さり、創立五十周年を機に、力強いご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

平成27年12月吉日

山手学院中学校・高等学校 学院長 篠﨑 孝子

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